入社一年目の時、石山高校を受験した生徒の合格発表の日に面談をしたことです。その生徒は夏期講習が終わった頃ぐらいから「夏頑張ったけど思ったより学力が伸びず自信がなくなった。石山高校にあこがれはあるけれど、あきらめたほうがいいのかな。」と不安そうにしていました。夏期講習はとても頑張ってもらったのに、すぐ成果を出してあげることができず申し訳ない気持ちになりながらも、「受験までまだ時間があるから今諦めるのはもったいない!ここであきらめて志望校変えちゃったら将来後悔すると思う。勉強の成果ってすぐに出るわけじゃないからギリギリまで一緒に頑張ってみて、それから決めよう!」と励まして講師と協力しながらサポートしてきました。受験前日に電話した時には「ここまで頑張ってきたしあとはやるだけ!」と秋頃の不安そうな姿はなく、安心して送り出すことができました。
しかし、発表の日になると生徒が結果報告に来てくれるまで、心配で自分の受験の合否を見る時よりも不安でした。
生徒が塾に到着して、すぐ結果を聞いたところ「合格していました!」と元気良く教えてくれました。「やっぱりあの時あきらめずに、最後まで頑張りぬいて良かったね」と話をしていると、私自身嬉しさと安心感とで涙が出てきました。お母様からも「あの時はどうなるかと思ったけど、励ましてもらえて本当に良かった。」とおっしゃっていただき、二人共ぽろぽろ泣いて喜びあいました。他人のことでここまで嬉しくなったことは初めてで、この仕事を選んで本当に良かったと思った出来事の一つです。
感謝の気持ちを忘れないことです!
塾と言われると「真面目」「勉強する場所」というイメージがあると思います。実際に体験授業に来てくれる子も「塾に通うのはいやだけど無理やり連れてこられた」「受験前だから仕方なく…」という感じで塾が「楽しみだ!行きたい!」と最初から思って来てくれる子は少ないです。ですので、体験授業に来てくれた子たちには「塾に来てくれたことに対する感謝」を伝え、少しでも今日来てみて良かったかもと思ってもらえるように話をします。実際に感謝を伝えることで少し表情が柔らかくなる子が多いです。それは講師にも伝えていて、講師たちも感謝の気持ちとともに、来て良かったと思ってもらえるようにどんな些細な成長でも体験授業という短い時間で見つけて伝えることを心がけてくれています。
また、そうやって私の方針に共感し、自分が教室のために何ができるかを考えて意見をくれる講師たちにも、それが当たり前と思わず感謝を伝えるようにしています。それが講師たちのモチベーションにつながっていると嬉しいです。
入社当初は正直「覚えられるのかな…」と不安に思っていましたが、社員同士話をする際出てくることが多く、今は自信を持って話せる状態だと思います。社員同士でMVVについて話していると、働く場所は違えどみんな同じ想いで働いているんだと感じることができます。普段教室で働いている時は1人で寂しさを感じる時もたまにありますが、MVVがあることによって社員みんなで一つの目標に向かって頑張っている気がするので、仲間と一緒に頑張れているんだなという気がします。
「強育」
すべてに強い教室になりたい
心理学
大学で講師をしていて、生徒と話すことが楽しかったから
モチベーション!
高校受験(文)/大学受験(一般)
社会の授業!講師の育成と組織化